2025 時事ニュースまとめ 〜社会・文化・環境・科学編〜

みなさん、こんにちは!スタッキーです。
中学入試の社会では、多くの学校で毎年出題される「時事問題」。
2026年入試を目指す受験生にとって、2025年に起きた社会・文化・環境・科学のニュースも、見逃せないポイントです。

スタッキースタッキー

この記事は次のような人におすすめ!
・2026年入試に向けて、時事ニュースを効率よく整理したい
・どのニュースが入試に出やすいのか、要点を押さえて学びたい
・親子でニュースを読みながら、社会のしくみを楽しく学びたい
・秋以降の学習で、何から時事対策を始めればいいか迷っている

2025年は、暮らしや文化、科学の進歩まで、さまざまな話題が動いた一年でした。
ニュースを覚えるだけでなく、「どうしてそうなったのか」「どんなことにつながるのか」を考えることが入試突破のコツです。

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

2026入試対策!2025年の時事ニュースをふり返ろう

11月-12月からは、社会の「時事対策」が始まる時期です。
塾や出版社からは毎年、時事問題集やニュースまとめが続々と登場します。

今年の出来事を効率よく学ぶことができるので、1冊持っておくといつでも学習を開始できるのでおすすめです。まずは軽く読んで全体をざっくり把握することから始めるのがおすすめです。

1冊を数回、読み返しながら興味のあるテーマや話題について家族と会話して理解を深めるとGoodです。

今回は、2025年のニュースの中から、社会・文化・環境・科学の分野のトピックスをピックアップしてご紹介します。

2025年の政治・経済・国際分野の注目トピックスはこちら↓でご紹介していますので、ぜひご覧ください!

2026年中学入試用 サピックス重大ニュース
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2025年の主な社会ニューストピック

米の価格が高騰 (令和の米騒動)

2023年の猛暑による不作と訪日外国人の増加で米の消費量が上がり、2024年頃から米不足と価格上昇が続きました。

2025年5月には、米5kgあたりの価格が 前年同月比およそ2倍の水準に達する事態となりました。これにより家庭の負担だけでなく、コンビニおにぎりや飲食店のライスなど、外食産業にも影響が広がっています。

政府は備蓄米の放出などで価格安定を図りましたが、期待ほど価格は下がらず、現在も米の価格はあまり下がっていない状況です。

ちなみに備蓄米とは、災害や不作でお米が足りなくなるときにそなえて、国があらかじめ保管しているお米のことですので、覚えておきましょう。

出生数が過去最少に

2024年の出生数は 68万7600人 と、初めて70万人を下回り、過去最少となりました。
少子化の大きな理由は、結婚する人が減る未婚化や、結婚や出産の年齢が上がる晩婚化が進んでいるためです。

仕事や育児の負担が重く、「子どもを育てるのが大変」と感じる家庭が増えていることも影響しています。
国は 育児休業制度の改善 や、子育て支援の強化などを進めていますが、出生数の減少は止まっていません。

その結果、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す 合計特殊出生率 は1.15と、将来の人口維持に必要な数を大きく下回っています。

2026年入試用重大ニュース 時事問題に強くなる本
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訪日外国人数が4000万人突破

2024年の日本を訪れた外国人(インバウンド)は 約3,687万人 と、これまでで最も多くなりました。
円安の影響で日本旅行がしやすくなったことや、コロナ後の旅行需要の回復が大きな理由です。

観光地には人が集中し、地域住民の生活に影響が出る オーバーツーリズム(観光客の急増による問題) が深刻化しています。

富士山では登山料の導入など、混雑や安全の課題に対応する対策が始まりました。
観光を楽しんでもらいながら地域を守るため、各地で 人数制限やマナー啓発 などの取り組みが進められています。

ニュース最前線 2025 四谷大塚
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2025年の主な文化ニューストピック

大阪・関西万博が開催

2025年4月〜10月に開催された大阪・関西万博では、世界中から多くの国や企業が参加し、大きなにぎわいを見せた万博となりました。

会場となった大阪市の人工島 夢洲(ゆめしま) には、多くの来場者が訪れ、未来の技術や文化に触れる場となりました。158の国と地域、7つの国際機関が参加しました。

テーマは 「いのち輝く未来社会のデザイン」。
SDGsや環境、医療、ロボット技術など最先端の展示が集まり注目されました。

150以上のパビリオンを出展し、未来の暮らしや新しいモビリティなど、世界各国の取り組みが紹介され、一部の展示は予約が取れないほど人気が集まりました。

大阪の交通インフラ整備や地域経済の活性化が進んだ一方、開催費用の増加など課題も明らかになった万博でした。

AI利用ルールの議論が進む

ChatGPTのような生成AIが広く使われるようになり、人権侵害・著作権の問題・デマ拡散などのリスクが心配されています。

こうした問題を防ぐため、世界ではAIを安全に使うためのルール作りが急がれています。

2024年には EU(ヨーロッパ連合) がAIの規制ルールとしてAI規制法を世界で初めて決定しました。2025年にはフランスのパリで「AIアクションサミット」が開かれ、日本をふくむ各国がAIの使い方についての検討が行われています。

日本でも2025年、「人工知能技術研究開発・活用推進法」が成立し、AIを安全に利用できる仕組みづくりが進んでいます。

ラジオ放送開始から100年

画像:NHKラジオ

日本でラジオ放送が始まったのは 1925年(NHKの前身・東京放送局) で、2025年にちょうど100年を迎えます。

当時は関東大震災後で、正しい情報をすばやく届けるため、ラジオが重要な役割を果たしました。
戦後には家庭に広まり「ラジオの黄金期」と呼ばれるほど人気メディアとして普及しました。

今ではテレビやインターネットが主流ですが、災害時には停電しても使える 防災ラジオ が頼りになることも覚えておきましょう。

情報を確実に届けられるメディアとして、ラジオは今も災害対策の面で大切な役割を持っています。メディアの歴史(新聞→ラジオ→テレビ→インターネット)は、入試でも問われやすいので、頭に入れておくといいかもしれません。

日本で初のデフリンピック開催

画像:東京2025デフリンピック

2025年11月、東京で日本初となる デフリンピック(聴覚に障がいがある人の国際スポーツ大会)が開催されました。

デフリンピックは1924年にフランスで始まり、オリンピックと同じく4年に1度開かれる伝統ある大会です。当初は夏だけの大会でしたが、今では冬の大会も行われるようになりました。

東京大会では、競技中の情報がわかるように 文字表示ディスプレイ や 光で知らせる設備 など、聴覚障がい者への対応が進められています。

パラリンピック(手足・視覚などの障がいのある選手の大会)とは別の大会で、スポーツの多様性を学ぶ良い機会になります。

2025年の主な環境ニューストピック

国内で最高気温が観測

画像:FNNプライムオンライン

2025年の夏は、全国的にこれまでにない猛暑となり、各地で歴代最高気温が更新されました。

7月30日には兵庫県丹波市柏原で 41.2℃、続いて8月5日には群馬県伊勢崎市で 41.8℃ を観測し、日本の最高気温記録が再び更新されました。

関東内陸部ではフェーン現象や都市の熱の影響で特に気温が上がりやすく、桐生市や鳩山町などでも40℃超えが相次ぎました。

2025年の夏は太平洋高気圧とチベット高気圧が強く張り出し、日本列島が広く高温に包まれました。また、降水量が少なく日照時間が長かったため、地表に熱がたまりやすく猛暑がさらに悪化しました。

北海道でも39℃が観測されるなど、これまでにない暑さが全国に広がりました。この“記録更新ラッシュ”は、地球温暖化の進行を強く示す象徴的な出来事となりました。

加速する地球温暖化対策

地球温暖化への対策として、世界各国でCO₂削減や再生可能エネルギーの取り組みが強化されています。

2025年1月には、世界気象機関(WMO)が、世界の平均気温は産業革命前に比べて1.55℃高くなっていると発表しました。

今後の気温上昇をこれ以上悪化させないためにも国際司法裁判所(ICJ)はすべての国は産業革命前からの気温上昇を1.5℃以内に抑えるため温室効果ガスの削減をする義務があるという勧告的意見を出しています。

温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」という言葉は覚えておきましょう。また、温室効果ガスの1つである、CO₂を排出する化石燃料から脱却し、再生可能エネルギーの利用拡大が求められています。

再生可能エネルギーとは、太陽や風などくり返し使える自然の力で電気をつくり、CO₂をほとんど出さないので環境にやさしいエネルギーのことです。

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ミャンマー大地震&阪神淡路大震災から30年

画像:UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)

2025年3月28日、ミャンマーで マグニチュード7.0 の大地震が起こりました。

この地域は「インド・オーストラリアプレート」と「ユーラシアプレート」がぶつかる場所で、地震が起きやすいエリアです。ミャンマーではこれまでも大きな地震が起きており、過去には数万人規模の被害が出たこともあります。

今回も多数の建物が倒れ、救助活動が続けられる中、被害の全体像をつかむのが難しい状況となりました。エリアによっては軍事政権の影響で支援が届きにくい地域もあり、国際社会からの協力が求められています。

また2025年は、日本の 阪神・淡路大震災から30年 にあたる節目の年でもあります。
阪神・淡路大震災は、1995年1月17日に起きました。

日本にとって地震は注目度の高いニュースです。プレートの境界・断層・地震のメカニズムなど、理科と社会の総合問題として出題される可能性があります。

南海トラフ地震や地震が起きる仕組みについても整理しておくと良さそうです。

クレヨンしんちゃんの防災コミック 地震だ!その時オラがひとりだったら
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2025年の主な科学ニューストピック

日本人が3人目のISS船長に

画像:JAXA

2025年3月、大西卓哉宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)の 船長 に就任し、日本人として3人目となりました。
大西さんはクルードラゴン宇宙船で打ち上げられ、約146日間ISSに滞在してさまざまな実験や運用を指揮しました。
ISS船長は、乗組員をまとめたり、トラブル時に判断したりする重要な役割を担う「宇宙でのリーダー」です。
8月には油井亀美也宇宙飛行士もISSに到着し、日本人2人が同時に滞在する珍しい状況になりました。
日本の宇宙開発は着実に進んでおり、次の世代の宇宙飛行士へと「タスキをつなぐ」存在として注目されています。

学研 学研の科学 水素エネルギーロケット
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2025年9月8日に皆既月食

2025年9月8日、月が地球の影にすっぽり入る 皆既月食 が日本全国で観測されました。
この年は珍しく3月14日と9月8日の 2回も皆既月食 が起こり、特に9月のものは全国で見られる貴重な機会でした。

皆既月食では月が赤黒く見える「赤銅色(しゃくどういろ)」になり、約3年ぶりにその姿を観察できました。
9月8日の皆既月食は夜明け前に見られ、最大食は午前3時12分ごろで、長い時間にわたり観測できました。

次に日本で皆既月食を全国的に見られるのは 2026年3月3日 で、来年も貴重な天体ショーが続きますね。

2日食・月食のひみつ (もっとたのしく夜空の話)
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土星の環が消えてしまう?

土星の環はとても大きいですが、厚さは数十cm〜数十mしかなく、とても薄いので見え方が変わりやすい特徴があります。
土星の自転軸は地球に対して約 26.7度 傾いていて、この傾きによって地球から見える環の向きが変わるんですね。

地球との位置関係によって、環が横から見えるときがあり、このときは光が当たりにくく「土星の環が消えたように見える」状態になります。

土星の公転周期は、約30年と言われているので、土星の環が細くなって見えなくなる現象は、約15年に1回 起こります。

2025年は土星がこの位置になる年で、特に 11月25日ごろ は傾きが最小(約0.5度)となり、地球から環をほとんど見ることができなくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、「2025年の主要ニュース〜社会・文化・環境・科学編〜」をご紹介しました。
社会・文化・環境・科学のニュースを理解することで、身の回りの「なぜ?」がわかるようになります!

時事ニュースは、社会のしくみを知る最高の教材!
  • 時事ニュースは、社会のしくみを知る最高の教材!
  • 社会・文化・環境・科学際の動きを通して「今」を理解できる
  • 親子で話すことで、考える力・表現する力も育つ
  • ニュースの背景や理由をセットで理解することが大切

これからも、入試や学習に役立つトピックやテーマをわかりやすく紹介していきます。
では、また〜