マンガ「二月の勝者」に学ぶ!子どもの学習を妨げる要因3つ

みなさん、こんにちは!スタッキーです。
中学受験をテーマにした大ヒットマンガ「二月の勝者」をご存知ですか?
親の立場、子どもの立場、塾の立場で中学受験の実態を描いたマンガです。

わたしも興味本位で読んでいたのですが、中学受験の過酷さが身に染みました。。
子どもの学習効果を上げることについても非常に考えさせられるマンガです。

そこで、学習する子どものストレスを緩和すればもっと効果を上がるのでは思いました。
今回は、「二月の勝者」で学ぶ、子どもの学習を妨げる要因について取り上げます。

スタッキースタッキー

この記事は次のような人におすすめ!
・学習効果を高めるために障壁となる要因を取り除きたい
・子どもに学習はつらい・苦しいものだと思ってほしくない
・受験のストレスやプレッシャーから子どもを解放したい
・マンガ「二月の勝者」を新たな視点で読み直したい       

子どもの学習を妨げるものを取り除き、点数をあげたい方は必見です!
それではどうぞ!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

「二月の勝者」が描くリアルな中学受験の世界

「二月の勝者」で登場する塾や学校のモデルがリアル

「二月の勝者」では、実際に存在しているものをモデルにしているようです。
そのため、マンガに登場する塾や志望校は、非常にリアルな描写になっています。

マンガに登場する塾フェニックスは、進学塾のSAPIXをモデルにしているようです。
また、成績で席順が決まるシステムは、日能研のやり方に似ています。

塾に子どもを通わせている方は、うんうんとうなずける点も多いはずです。
そこで、場する塾や模試等の公開テスト、そして志望校のモデルをまとめてみました。

カテゴリ マンガで登場する名称 モデル(類推)
塾名 フェニックス小学部 サピックス小学部
桜花ゼミナール モデルなし
渋谷大崎 四谷大塚
毎日研 日能研
早馬塾 早稲田アカデミー
公開テスト名 フェニックスオープンテスト 合格力判定サピックスオープンテスト
「毎日研」全国統一模試 「日能研」の全国公開模試
「渋谷大崎」合格不合格判定テスト 「四谷大塚」の合不合判定テスト
「帝都模試センター」帝都圏模試 「首都圏センター」の首都圏模試
学校名(一部) 筑駒(実名で登場) 筑駒(国立・男子)
開成・麻布・武蔵(実名で登場) 開成・麻布・武蔵(御三家・私立男子)
桜蔭・女子学院・雙葉(実名で登場) 桜蔭・女子学院・雙葉(御三家・私立女子)
海上 海城
聖栄 聖光学院
光栄 栄光学園
早米田実業 早稲田実業
西洋西部女学院 東洋英和女学院
吉祥寺女子 吉祥女子
フィリス女学院 フェリス女学院
黒薔薇学園 白百合学園
OK普通部 慶應義塾中等部
有栖川学園 広尾学園
大石山中等 小石川中等
武蔵境高附属 武蔵高附属

「二月の勝者」は、まさに現代の中学受験の実態をリアルに描いています。
親子で挑む中学受験の大変さやドラマは、心に響きます。

このマンガで中学受験をシミュレーションできるほどリアルに描かれています。
中学受験をしようか悩んでいる方の参考になります。
ぜひ読んでみてほしい作品です。

登場する家庭環境がリアル

【スタッキー】マンガ「二月の勝者」に学ぶ!登場する家庭環境がリアル

「二月の勝者」では、いろいろな事情を抱えている家庭と親子が登場します。

・子どもに中学受験をさせようかどうか悩んでいる親
・受験に向いているのか悩んでいる親
・成績が伸び悩んでいる子どもへの接し方で悩む親
・子どもの中学受験に興味のない親
・塾の費用を出したがらない親
・名門校にしか価値がないと思っている親
・不登校になってしまった子
・趣味に没頭したい子
・制服が着たくないから受験する子
・負けず嫌いで転塾する子

わたしは、自分の経験や子どもと重ねてしまい作品に入り込んで一気に読みました。

うちだけじゃないんだな~という安心というか、ホッとしてしまいました。
一方で、家庭崩壊の危機を招きかねない中学受験が恐ろしくもなりました。

中学受験が主テーマですが、家族愛や教育格差といった視点も含まれています。

作品では、中学受験については、中立的な立場でストーリーは描かれています。
中学受験そのものが良いとか悪いとかではなく、受験の実態にフォーカスした作品です。

塾のビジネス戦略がリアル

【スタッキー】マンガ「二月の勝者」に学ぶ!塾のビジネス戦略がリアル

さらに、このマンガのおもしろいところは、塾の内情が描かれているところです。

受験する家庭を「金脈」と考える塾の営利企業としてのビジネスがリアルです。
塾講師は、教育者ではなく「サービス業」だと言うところも気持ちがいいです。

親も塾のねらいを知った上で利用できるので、塾との付き合い方がわかります。
新規顧客を獲得する戦略や、色々なオプション講習を用意している点には感心します。
また、実際に塾に通わせるといくらかかるのか、費用感がわかるのも参考になります。

さらに、転塾や辞めさせないアプローチ、親や子どもをその気にさせるテクニックには脱帽です。

読んでいて、知らないこと多いなあと思いました。知るって大事だなぁと思いました。。

子どもの学習を妨げる要因3つ

塾に通うことで生まれる無駄な時間

【スタッキー】マンガ「二月の勝者」に学ぶ!塾に通うことで生まれる無駄な時間

マンガの中で、様々な事情がありながらも学習する子どもたち見て思いました。

子どもの学習を妨げる要因を取り除けば、最速で学力が上がっていくのはないかと。
これは、自身が子どもの頃に塾に通っていた時にも感じていたことでもあります。

それは、塾で過ごす時間には意外と無駄が多いということです。
まず、週に何度も有名塾に何十分もかけて通塾する時間です。

そもそも、子どもが週に何度も塾に通うこと自体、体力も精神も浪費してしまいます。
そして、集団授業の場合、待ち時間という無駄な時間も結構あります。

例えば、みんなが問題を解き終わるまで待つ時間や他の子が質問や発言している時間などです。
この時間は、わたしはボケっと過ごしていただけでした。

塾では解き方を習う授業を受けているので、その時間では学習量は稼げません。
学習量が稼げないと、解ける問題も増えていきません。
結局、自宅での学習が最も学習量を稼げるのではないかと思ったのです。。

しかし塾は、学習ペースを維持したり、解法を習ったり、受験に向けた対策には有用です。
メリットとデメリットを知った上でうまく活用したいところです。

子どもを取り巻く人間関係

【スタッキー】マンガ「二月の勝者」に学ぶ!子どもを取り巻く人間関係

学校での友人や塾でのライバルなど子供たちの人間関係の状態は重要です。

大人でも言えることですが、人間関係がうまくいってないと精神的に安定しません。
精神が安定していない状態でテストを受れば、モロに点数に反映されます

マンガでは、ライバルが切磋琢磨して成長する良好な人間関係が描かれています。
しかし、一部の生徒がのクラスの子を見下したりするシーンもあります。

塾でのいじめがないともいえませんし、嫌な思いをすることもあるかも知れません。
これらは、全て子どもの学習の妨げになります。

また、塾では子ども同士だけでなく、先生との人間関係もあります。
自分の子どもとの相性がいい先生ばかりではありません。

誰と仲がいいとか悪いとかを気にしながら学習を続けるのは大変です。
人間関係で心が不安定になって成績が落ちては本末転倒です。
そもそも、受験も含め、テストは最終的に点数さえ取れれば、良いのです。

ですので、人間関係でトラブルことがないようにしたいですね。
子どもと普段から会話して人間関係の状態を把握しておくようにしたいものです。

そして、もっとも重要な人間関係は、家庭環境。つまり親と子の関係です。
親だけが子どもを信じて最後まで味方でいられる存在です。
両親がどんな状態でも受け入れてくれることが子供は一番安心します。

子どもが、安心して学習できるようにするには、夫婦仲が良いことも大事ですね。

子どもに対する過度な親の期待

【スタッキー】マンガ「二月の勝者」に学ぶ!子どもに対する過度な親の期待

可愛いわが子に過度な期待を寄せてしまう気持ちはわかります。
はじめは子どもも、やる気もありその期待に応えるよう頑張ろうとします。

しかし、学年が上がるにつれ学習内容が難しくなり、点数が伸び悩んできます。
親も不安になり、アレコレと口を出してしまいます。

その途端に、親の期待は、プレッシャーとストレスに変わり子どもに降りかかります。

塾には定期的に行われるクラスやコース分けテストがあります。
成績順でコースやクラスが分けられてしまう塾もあるため、プレッシャーです。
子どもは、怒られたらどうしよう、ツライな、楽しくないな、と思い始めます。

親も子どもの成績がよくないと、子供の勉強に介入したくなりますが、逆効果です。
子どもは、自分はダメなんだと自己肯定感を下げてしまい、自信を喪失してしまいます。

親の行き過ぎた期待は、子どもの学習意欲を妨げてしまいますので注意したいです。

本当の勝者になるために必要なこと

中学受験や学習を自分ごとにする

【スタッキー】マンガ「二月の勝者」に学ぶ!中学受験や学習を自分ごとにする

中学受験において、勝者とは志望校への合格だけに焦点が当たりがちです。
もちろん、中学受験する家庭では、合格を目指しているのは当然です。

しかし、合格するだけではダメなのだということをマンガに教えてもらいました。
マンガでは、受験を経て合格した子がその先で不幸な状況に陥るケースが出てきます。

受験をして良かったという経験をすることに価値があると思いました。
結果的に志望校に合格すれば、受験という経験がさらに素晴らしい成功体験になります。

受験をして良かったという経験にするには、中学受験を自分ごとにすることです。
自分の意思がなく、やらされている状態では成功体験になりません。

これは、自分自身が、自分のためにやっているんだという自覚が大切です。

そう考えると、親は子どもを信じて任せることしか本当はできないんですね。

学習習慣を手に入れること

マンガ「二月の勝者」に学ぶ!学習習慣を手に入れること

小学生の頃から学習習慣を身につけることは強みになると思いました。
この先、高校や大学、社会人になっても資格試験など何度も受験する機会はあります。

これからの受験イベントをクリアするには、学習習慣こそが最強の武器になります。
学習習慣を培う中で自分に合った学習法や効率的な学び方を習得していきます。

学習習慣を手に入れるため、解ける問題を増やしていくことが近道です。
最速で解ける問題を増やしていくには、再学習を減らすことがポイントです。

アウトプット中心の学習にすることで再学習を減らす方法も紹介しています。

前述した中学受験や学習を自分自身のことだと自覚することと、この学習習慣が
合わされば、最高の成功体験という化学反応が起こると思いませんか。

しかし、すぐに学習を習慣化するのは難しいですよね。
学習のペース維持には、スタディサプリ(小学講座)がおすすめです。

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スタディサプリ(小学講座)ってどうなの?と気になる方もいると思います。
内容や料金など詳細をまとめていますのでこちらもご覧になってみてください。


まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、マンガ「二月の勝者」に学ぶ、子どもの学習を妨げる要因をご紹介しました。

「二月の勝者」は、作品としてもが面白いですし、中学受験を知るには良いマンガです。
わたしもこの作品を読み、子どもが学習に集中できるようにサポートしていこうと思いました。

子どもの学力を伸ばすために必要なこと
  • 無駄な時間が発生しやすい塾の特徴を踏まえ塾の活用方法を見直す
  • 良好な人間関係と円満な家庭環境で子どもの精神状態を健全に保つ
  • 子どものことは本人に任せて暖かく見守りサポート役に徹する
  • 中学受験や学習は自分ごとだという自覚と学習習慣を身につける

中学受験をしようか迷ってる方や、子どもの学習を見直したい方にはおすすめです。
子どもを持つ親には、共感できるメッセージが多くて響きます。

「二月の勝者」で中学時受験をシミュレーションしましょう!


「二月の勝者」は、2021年秋にドラマ化が決まっており、こちらも楽しみです。
マンガやドラマなどの作品は、親子で楽しみながら学べるところがいいですね。

これからも、子どもが楽しく学べる作品を紹介していきたいと思います!