【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

みなさん、こんにちは!スタッキーです。

近年では首都圏を中心に中学受験が過熱し、受験者も年々増加しています。
中学受験する場合に考えるのが、どうやって受験対策しようかだと思います。

多くの家庭が塾に通わせることを考えるのではないでしょうか。
自分の子どもを塾に通わせる場合、どこの塾にするかは慎重に決めたいですよね。

このシリーズでは、中学受験の対策で有名な4大塾を徹底解説していきます。

今回は、日能研を紹介したいと思います。

スタッキースタッキー

この記事は次のような人におすすめ!
・子どもをそろそろ塾に通わせたいが塾選びに悩んでいる        
・中学受験で有名な日能研がどんな塾なのか知りたい
・日能研が自分の子どもに合うかどうか知りたい
・他の塾と日能研を比較してみたい

中学受験する方で塾選びや比較をしたい方の参考になれば嬉しいです!
それではどうぞ!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

日能研の基本情報

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

経営と校舎

経営

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

日能研は、全国でも有名な小学生のための中学受験に特化した大手塾です。
「シカクいアタマをマルくする」というフレーズや「Nかばん」も有名ですよね。

全国に教室を展開しており、北海道から沖縄まで教室があります。

実は、日能研は、大きく5つの会社があります

日能研(本部)、日能研関東、日能研関西、日能研九州、日能研東海

私たちが「日能研」と呼んでいるのは、この5社を総称して言っているんですね。

分社化によって各エリアの難関校対策や分析ができているのは強みと言えそうです。
そのため、全国規模で中堅校〜難関校の合格実績が豊富なのが特徴です

また、「日能研プラネットユリウス」という個別指導も提供しています。

ただし、首都圏においては注意が必要です。
首都圏は、日能研の本部系と関東系の校舎が混在しています。

同じ日能研ですが、やはり会社が違うため教育方針異なっています。

本部系では、「子どもの自主性」を大事にしています。
宿題は推奨されますが、提出の管理などはされません。
他のお稽との両立など、家庭の状況に合わせて学習を進めることができます。
関東系と比べると、比較的柔軟に対応してくれる雰囲気です。

関東系では、「合格力を身につけること」に重視しています。
そのため、宿題量も多めで、宿題の提出もしっかり管理されます。
本部系では使用しない教材もあり、学習量が多めです。

このように、同じ日能研でも方針が違います。
どちらが良いかは、お子様の特性や家庭に合う方を選ぶと良いでしょう。

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校舎

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

日能研は、現在全国に150以上の教室を展開しています
この教室数は、中学受験4大塾でも最も多い校舎数で日本最大級といえます。

各社が運営する教室数は以下となっています。

会社名 教室数 エリア
日能研 51校 東京・千葉・神奈川・茨城・北海道
日能研 関東 42校 神奈川・東京・埼玉
日能研 関西 26校 兵庫・大阪・奈良・京都・岡山・広島
日能研 九州 18校 香川・愛媛・高知・徳島・福岡・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄
日能研 東海 16校 愛知・岐阜

首都圏の校舎が多めですが、それでも全国をカバーしている校舎数は圧巻です。

また、子どもが安心して通えるように安全対策もしています。
会員証を通室時にカードリーダにかざすと入退の記録がメールで届きます。
子どもが無事に到着したことやいつ塾を出たのかわかるようになります。

セキュリティスタッフとして警察官OBが各校舎を巡回しています。
役所や公共機関、警察署とも連携し各エリアの安全に努めています。

さらに希望者には「Nブザー」という防犯ブザーも無料で貸与しています。

入塾すると、あの有名な「Nバック」が配布されます。
カバンの「N」の文字部分は反射板になっており夜でも安心です。

ちなみに、「Nバック」の使用は、強制ではありません。
好きなカバンで通室して大丈夫です。

直近の合格実績

全体の合格者数

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

2021年の有名難関校の合格実績をまとめてみました。

偏差値 学校名 合格者数
78 筑波大付属駒場 9人
78 開成 30人
77 桜陰 24人
77 渋谷教育学園幕張 79人
74 慶應普通部 19人
74 都立小石川 16人

日能研は、難関校から中堅レベルの学校まで幅広く合格者を出しています
また、全国に校舎があることから、地方の上位校を含む合格実績に強みがあります。

関西にある最難関の灘中学校の合格者数は、30名とたくさんの合格者を輩出しています。

日能研全体の合格実績は、ホームページで確認できます。

難関校を目指すだけが中学受験ではありません。
日能研は、中堅校から難関まで幅広くカバーできる中学受験塾といえます。

校舎別の合格実績

校舎別の合格実績はホームページには載っていません。
知りたい場合には、各校舎をたずねるか問い合わせするのが良いです。

各校舎の合格実績は、2月末ごろになると各校舎の入口に張り出されます。
直接校舎に足を運べば、合格実績が書かれたチラシをもらうことができます。

首都圏では、上位校の合格実績は、関東系の校舎が伸びてきているようです。

目指す学校決まっているなら、通う予定の校舎の実績を確認しに行くと良いです。

入会テストと授業料

入会テスト

テスト概要

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

日能研に通うにはテストを受けて日能研への入会資格を得る必要があります。
入会を判定するテストが定期的に開催されますので申し込みましょう。

学年 配点 入会基準と判定結果
4年生 国語 150点(40分)
算数 150点(40分)
テスト当日の受験者数の得点から合格基準点を算出
「合格」「準合格」「次回を期す」のいずれか
5年生
6年生

テストは無料で受けることができます。
受験科目は、算数と国語で2科目です。

2月の新学期から通いたい場合には、1月の上旬に実施されるテストを受けましょう。
そのほか、日能研入会資格テストを定期的に実施しています。
首都圏の日能研のテスト日は毎月各校舎ホームページで日程が提示されています。

入会基準は、テスト当日の受験者数の得点から合格基準点を算出しているようです。
そのため、固定の合格基準はありませんが、平均点は超えておきたいですね。

テストの結果は「合格」「準合格」「次回を期す」の3つのどれかで判定されます

「準合格」は、入会者が定員に満たなければ入会できます。
「次回を期す」は、簡単にいえば不合格ということです。
次回また受けてください。ということですね。。

この入会テストでクラスも決まるので、できるだけ上のクラスを狙いたいところです

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割引制度

日能研には、いくつか割引制度があります。

まず、OB・OG割引があります。
これは、過去に家族が日能研に通っていた場合に入学金が半額になるというものです。
OB・OGの方の年齢制限はありません。

ほかにも、弟妹割引があります。
兄弟・姉妹で日能研に通う場合は、2人目から授業料や特別講習費が半額になります

さらに、日能研ではスカラシップ制度を設けています。
公開模試などで優秀な成績だと特待生としてノミネートされます

親子面談を経て難関校などの受験意志があればスカラシップ制度を利用できます。
4年生なら1年間、5年生・6年生は半年間の授業料が免除されます。
スカラシップ認定対象となる公開模試での上位成績順で決まります。

中学受験コースの授業料

年間授業料(入塾費用)

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

日能研に通うための費用は、入会金、 授業料、教材費、テスト費用があります。

学年 入会金 本科教室 授業料(月額) 授業料(年間)
4年 22,000円 20,900円 229,900円
5年 26,334円 289,674円
6年 32,076円(A/Wクラス) 352,836円
42,768円(M/Rクラス) 470,448円

※4科目コース受講、首都圏教室の費用

入室金は、4・5・6年の場合、どの学年から入っても22,000円で統一されています。
首都圏の場合、本部系と関東系でこれらの通塾にかかる費用は同じです。

授業料には教材費は含まれていません。別途教材費がかかります

日能研では、1年を前期(2月〜7月)と後期(9月〜1月)に分けています。

教材費は、前期・後期でかかる費用が異なります。

学年 教材費
前期(2月〜7月) 後期(9月〜1月) 合計(年間)
4年 23,771 円 22,077 円 45,848円
5年 33,000 円 30,822 円 63,822円
6年 37,290 円 42,482 円 79,772円

テスト費用は、学習力育成テストと公開模試があります。
学習力育成テストは、授業の習熟度を確認するテストです。

学年 テスト 回数 費用(1回あたり) 合計(年間)
4年 学習力育成テスト 19回 3,300円 89,100円
公開模試 8回 3,300円
5年 学習力育成テスト 19回 3,850円 119,350円
公開模試 12回 3,850円
6年 学習力育成テスト 29回 3,850円 162,250円
公開模試 11回
前期6回
後期5回
前期3,850円
後期5,500円

公開模試は、日能研が主催する模試で外部の生徒も受験する模試です。
このほかに、春、夏、冬に行われる特別講習費があります。

また、6年生になると、日特という特別特訓の講習もあります。
これらの費用は、次の「特別講習費」の章で紹介します。

特別講習費

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

春休み、夏休み、冬休みになると、期間講習が行われます。

講習名 講習費用の目安 期間
4年生 5年生 6年生
春期講習 15,598円 27,896円 65,142円 4年:5日間
5年:5日間
6年:9日間
夏期講習 40,370円 123,310円 179,960円 4年:9日間
5年:21日間
6年:28日間
冬期講習 29,128円 59,598円 なし 4年:5日間
5年:10日間
合格力ファイナル なし なし 157,630円(A/Wクラス)
145,860円(M/Rクラス)
6年:3日間
日特 なし なし 71,236円(前期)
65,120円(後期)
6年:5日間

4・5年生は、春期講習、夏期講習、冬期講習があります。

6年生は、春期講習、夏期講習、冬期は「合格力ファイナル」が実施されます。
冬期の「合格力ファイナル」は、受験前の最後の追い込みの講習です。

そのほか、日特と呼ばれる志望校別の対策の講座があります。

日特とは、「日能研入試問題研究特別講座」の略で、日曜日に実施されます
授業で習った内容から入試問題に対応できるようにする力をつけていく講座です。

9月からは、各志望校の傾向に合わせた対策をします。
日特は、本部系と関東系の合同で、他校舎の生徒と混合で開催されます。

クラスとカリキュラム

クラスの種別とクラス分けテスト

クラスの種別

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

日能研では、1クラス25名程度で「習熟度」に応じてクラスを編成しています。
また、クラスだけでなく席順も習熟度が高い順、つまり成績順で決められています。

クラスは、本部系と関東系ではクラス名称が異なっています。

本部系の校舎では、WクラスとRクラスの2種類のクラスがあります
Gクラスがある校舎もあり、Wが基本レベル、RとGが応用レベルのクラスです。
クラスの順は、上から、R→G→Wの順になります。

クラスの名称は、R(レッド)、G(グリーン)、W(ホワイト)です。

関東系の校舎では、AクラスとMがあります
「A」が基本レベル、「M」が応用レベルのクラスです。

クラスの名称は、A(アドバンス)、M(マスター)です。

本部系のRクラスと、関東系のMクラスが同じレベルと考えてよさそうです。

上位のクラスは、偏差値でいうと56以上が目安になります

どちらも校舎の規模によって、クラスが複数になることがあります。
上位から、「W1」「W2」や「A1」「A2」とクラスが分かれていきます。

6年生後期は、志望校別の対策講座(日特)を関東系の教室で実施しています。
この講座には、本部系の教室の生徒も参加し2社合同での開催になります。
そのため、RクラスとMクラスの生徒が混在して受講することになります。

日能研の関東系のクラスには、「TM」というクラスがあります
「TM」とは、トップオブマスターの略です。

その名の通り、Mクラスの中でもさらに優秀な子どもが集まるクラスです。
TMクラスに選抜される基準は、明確には公表されていません。

ただ、全国模試で300位以内、偏差値だと66以上というのが1つの目安のようです。

TMクラスは、関東系の5つ教室に設置されています。
設置教室は、南浦和、池袋、自由が丘、武蔵小杉、たまプラーザです。

クラス分けテスト

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

クラス替えのテストは、4・5年生は2ヶ月に1回、6年生は毎月実施されます。

日能研の「全国公開模試」の結果でクラス替えが行われます

クラス替えの昇降基準は、各教室で多少の差があるようです。
教室によっては、これまでの結果を踏まえてクラス昇格が実施されます。
外部の生徒も受験するテストですのでテスト範囲はありません。

席順は、定期的に実施される学習力育成テストによって成績順に決まります。

学年 クラス 算数 国語 理科 社会
4〜6年 M/Rクラス (共通+応用) 150点 150点 100点 100点
A/Wクラス (共通+基礎) 150点 150点

学習力育成テストは、4・5年生は隔週、6年生は毎週実施されます。
テストの範囲は、授業で扱った範囲になります。

平日スケジュールと週末特訓

4年生

4年生は、学ぶことに慣れ、学習の視点と知識を広げることに注力していきます。

1コマの授業時間は、70分です。1コマあたりの授業時間は、4〜6年共通です。
通室は、週2日です。1週間で4コマの授業があります。

1週間の内訳は、算数が2コマ、国語が1コマあります。
また、理科と社会は、隔週で1コマずつ授業が行われます。

基本的に第2、第4土曜日の午前中に学習力育成テストが行われます。

平日は、19:30まで授業があります。

4年生では、受験の基礎を身につけ、どんな学校があるのか知る1年間になります

5年生

5年生は、自分なりの学び方を見つけ考え方を深めていきます。

通室は、週3日です。1週間で6コマの授業があります。

1コマ70分の授業を1週間で算数・国語は、2コマずつ授業があります。
また、理科・社会は、1コマずつ授業があります。

基本的に第2、第4土曜日の午前中に学習力育成テストが行われます。

平日は、基本19:30まで授業があります。
ただし、クラスに応じて特別講座が実施されることがあります。
算数の応用力や国語の記述力、理科の実践力アップなどの講座があります。
特別講座を受けると20:45まで授業がありますのでお弁当が必要になります。

5年生は、応用や実践問題に対応できるようにするための基礎固めの1年間です

家庭学習で受験に必要な知識を定着させることが重要になります。
同時に、志望校を考え始める時期でもあります

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6年生

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

6年生は、これまで学んだことをすべて合格力に変えていきます。

通室は、週5日です。4日間の授業とテストのある日曜日が通室日です。
1週間のコマ数は、クラスによって異なります。

W/Aクラスは、1週間で9コマの授業があります。
国語が2コマ、算数が3コマ、社会と理科が2コマずつの授業があります。

R/Mクラスは、1週間で12コマの授業があります。
国語が3コマ、算数が5コマ、社会と理科が2コマずつの授業があります。

20:45まで授業がありますのでお弁当が必要になります。

日曜日は、午前中に学習力育成テストがあります。
午後には、合格に向けた「日能研入試問題研究特別講座(日特)」が実施されます。

6年生は、志望校を選定し、受験本番まで合格するための力を育成する期間になります

テキストの種類と補助教材

主教材と副教材

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

日能研で使用する授業テキストは「本科教室」というテキストです。
また、家庭用の学習教材「栄冠への道」と「計算と漢字」があります。
これらが日能研でのメインテキストとなります。

学年 教材名 教科 用途
4〜6年 本科教室テキスト 算数・国語・理科・社会 授業で使用
栄冠への道 算数・国語・理科・社会 家庭学習用
計算と漢字 算数・国語

本部系と関東系の校舎で使用する授業用と家庭学習用の教材は基本的に同じです。
ただし、関東系などの校舎では、サブ教材と呼ばれる追加の副教材があります

学年 教材名 教科 本部系 関東系
4年 漢字練習帳 国語 ●※
4年 計算ノート 算数 ●※
4年 地図シート 社会
4〜6年 理科実験資料集 理科
5・6年 語句のたしなみ 国語 ●※
5・6年 地理資料集 社会
5・6年 白地図作業ノート 社会
5・6年 日本史資料集 社会
6年 メモリーチェック 算数・理科・社会
6年 日本国憲法 社会
6年 フォローアップ図鑑 理科 ●※
6年 中学入試の理科 知識のまとめ 理科 ●※

※日能研関東オリジナルのサブ教材です。

合格力を養成するためオリジナルの教材を追加で配布して演習量を増やしています。
なお、これらのサブ教材は、教材費に含まれています。

関東系でも、校舎によっては一部使用するサブ教材が異なることがあります。

理科メモリーチェック (チェックシリーズ)
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補助教材

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

日能研の教材費に含まれている教材の他に購入できる補助教材があります。
演習量を増やしたい場合などの補強として利用することが多いようです。

学年 教材名 教科 テキスト価格
4~6年 ウイニングステップ 算数・国語・理科・社会 880〜990円
4~6年 受験全解シリーズ 算数・理科・社会 1,980円
6年 ベストチェック 算数・国語 990〜1,100円
6年 中学入学試験問題集シリーズ 算数・国語・理科・社会 2,750円〜3,410円

補助教材は、日能研本部が教材開発や書籍を制作しています。
主に、日能研ブックスから出ている教材が補助教材となります。

補助教材なので、各校舎では、購入は強くは進めてきません。

メインの「栄冠への道」や、「計算と漢字」をしっかり定着させることが優先です

学習サポートと公開テスト

学習サポート

復習を基本とした学習法

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

日能研では、復習を重視していますので予習は不要です

授業で新しく学び、家庭で学び直し、育成テストや模試で確認するサイクルです。
家庭学習とテストを通じて復習していく学習は、日能研で共通の学習方針です。
方針の具体的なアプローチが各社それぞれ違うと考えるとよいでしょう。

予習は不要ですが、その分授業で学んだことは家庭で定着させることが求められます。
テストも多いので、くり返しの学習がとても重要になります。

関東系の校舎では、宿題もたくさん出ますのでこなすのが大変という声もあります。
クラスよって使用する教材や学習の深度も異なるため宿題量にも差があります。

本部系の校舎では、自主性を重視するので明確な宿題が出ません。
そのため、家庭でどのように学習すれば良いかわからないという声もあります。

どちらが良いかは、一長一短ですので家庭や子どもの性格に合う方を選択しましょう。

わからないことがあれば、学習計画など保護者のフォローもしてくれます。
また、定期的に保護者会や入試動向などの講演会も実施しています。

授業は、対話型の集団授業のスタイルで活気があります。
首都圏エリアの1クラスの人数は、20〜30名くらいです。

また、各校舎には自習室もありますし、講師にはいつでも質問できます。

中学受験の親たちへ~子どもの「最高」を引き出すルール
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塾が主催する公開テスト

学力測定テスト

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

全国展開している日能研が主催する模試は、首都圏を中心に多くの生徒が受けます。

テスト名 対象学年 実施月 受験料[4科]
実力判定テスト 4年生 2月・4月・5月・6月・9月・10月・11月・12月・1月 ¥3,850(税込)
5年生 ¥4,400(税込)
6年生 8月・9月・10月・11月・12月
合格力実践テスト 6年生 8月・9月・10月・11月・12月 ¥6,050(税込)
合格力完成テスト
ファイナル256
6年生 12月・1月 ¥6,050(税込)

「実力判定テスト」は、入試レベルの問題を解けるか確認するのに向いています。
自分の実力の客観的な把握、弱点や課題の発見、今後の学習計画の参考になります。
偏差値や順位がでます。

「合格力実践テスト」は、自分の弱点や課題を洗い出すのに適した模試です。
記述に特化した「難関」と、オールマイティな「総合」から問題を選択できます。
偏差値は出ませんが、全体の正答率が最も高かった問題がわかります。
事前に登録した志望校の出題頻度の高い分野も知ることができます。

「合格力完成テスト・ファイナル256」は、受験前に実施される最後の模試です。
志望校を1校選択しますが、合否判定や偏差値は出ません。
ただし、同じ学校を志望した受験生の問題正答率や学校別の頻出分野がわかります。

自分が間違えた問題のなかで、全体の正答率が最も高い問題がどれかもわかります。
また、間違えた問題を正解した場合の順位なども出ます。
これは、本番前の最後の弱点潰しに有効なテストです。

志望校判定テスト

【徹底解説】中学受験4大塾!日能研ってどんな塾?

志望校への合格判定を行う公開模試もいくつか開催しています。

テスト名 対象学年 実施月 受験料[4科]
PRE合格判定テスト 5年生 12月 ¥4,400(税込)
志望校選定テスト 6年生 5月 ¥4,400(税込)
志望校判定テスト 6年生 6月 ¥4,400(税込)
合格判定テスト 6年生 9月・11月・12月 ¥6,050(税込)

5年生向けには「PRE合格判定テスト」があります

志望する順に8校まで志望校を登録できます。
テスト結果をもとに合格可能性が判定されます。

公開テストの日には、入試支援のための保護者会も開催されます。
受験のシミュレーションや、志望校を選定するための第一歩となるテストです。

6年生には「志望校選定テスト」「志望校判定テスト」「合格判定テスト」があります
今の実力から手が届く学校はどこか、志望校との差を測るために有効なテストです。

「志望校選定テスト」や「志望校判定テスト」は、志望校選定の材料となるテストです。
今の実力から今後到達可能な学校はどれかがわかるテストです。
全国700校以上の膨大な学校情報から、リアルに目指す学校情報を提供してくれます。

「志望校選定テスト」「志望校判定テスト」は5月・6月に実施されます。

「合格判定テスト」は9月以降に実施されます。志望校8校まで登録できます。
志望校との距離を定期的にはかることができます。
また、合格可能性を高めるために強化する分野を見極められます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、中学受験の4大塾「日能研」についてご紹介しました。

日能研は、全国に展開する中学受験塾として上位校を含む多くの合格実績があります。
同じ日能研でも経営する会社が違うので、子どもに合う教室を選びたいですね

日能研はこんな塾!
  • 首都圏の教室は本部系と関東系が運営する教室が混在している
  • 全国の中堅〜上位校の合格実績が豊富である
  • 復習を中心にした学習サイクルのため家庭学習量が多い
  • 模試を含むテストが豊富で自分の学力の測定が定期的に行える

日能研は、どの教室もアットホームな雰囲気で子どもと講師の距離が近いです。
家庭での学習に不安があっても、きちんとアドバイスをしてくれます。
興味があるなら、まずは、最寄りの教室を訪ねてみてください。

日能研と並んで有名な4大塾にSAPIX四谷大塚早稲田アカデミーがあります。
これらの塾についても知りたいという方はこちらもご覧ください!